CAST

葛飾北斎西岡 德馬

お栄雛形 あきこ

高井鴻山/柳川時太郎馬場 良馬
峰岸凜汰谷 佳樹
長谷川南斗津村 知与支
柳亭種彦水谷 あつし

ABOUT

舞台版「画狂人 北斎」

江戸時代。葛飾北斎と娘・お栄の親子関係を軸に、それを取り巻く高井鴻山、柳亭種彦との人間模様。
そして現代。長谷川南斗と峰岸凜汰のそれぞれの北斎に対する思い、そして、葛藤。

江戸と現代を往き来する展開の中で、それぞれの時代を生きる6人の人間たちを通して、人生とは何なのか、人間とは何なのか。
「画狂人」と呼ばれる北斎の生きざまそのものが現代人に問います。他人を顧みず、自分勝手に画に向き合い、狂ったように画を描き続けた生き様。
現代人は思います。「どこかこんな生き方にあこがれないか?」

変人と評価され、当時ではあり得なかった90年という葛飾北斎の狂気の人生。
それを支えた娘・お栄。娘として、母として、味方として、敵として、画の同士として…。宮本亞門という演出家の目を通して表現されるこの親子の葛藤は常に「現代」に矢を放ちます。

有名高貴な画家という観点ではなく、そこら辺にいる変なおっさんというおもしろ目線でも北斎を捕らえ、お栄を始めとする北斎に圧倒的な影響を受けた江戸と現代の人間たちの人生模様。
あり得ない人生を全うした葛飾北斎が現代に問う人間感をお楽しみください!

  • 葛飾北斎

    江戸時代後期の浮世絵師。化政文化を代表する1人。代表作は『富嶽三十六景』や 『北斎漫画』。東京都墨田区、長野県小布施町がゆかりの地である。当時では考えら れない90年に及ぶ人生を全うし、生涯に3万点を超える作品を発表した。1人の絵師が 描いたとは思えないほど画風の違いが見られる。画号の改変の多さ、数多くの引越し 等の奇行でも知られるが、ヨーロッパの芸術家に大きな影響を与えた北斎は世界にお ける評価が高い。そして、その陰には娘のお栄の存在があったことは言うまでもない。

    1960年、ウィーン開催の世界平和評議会の席上において、世界の文化巨匠として顕彰 された。

    1998年にはアメリカの雑誌『ライフ』で「この1000年でもっとも偉大な業績を残した 100人」として、日本人でただ1人選ばれた。

  • 葛飾北斎のことば

    『七十年前画く所は実に取に足ものなし
    七十三才にして稍禽獣虫魚の骨格草木の出生を悟し得たり
    九十才にして猶其奥意を極め
    百有十歳にしては一点一格にして生るがごとくならん』

    『天我をして五年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし』

演出:宮本亞門

「人生はやり直せる」

葛飾北斎は、私が最も尊敬する日本人だ。 それは自らの作品で世界中の人を感動させたからだけではない。 一回限りの人生を、誰よりも本気で生きた人だからだ!  こんな先輩が日本にいたとは、つくづく日本人として誇らしい。 現状や過去に甘えず、30回も改名、93回引っ越し、それに3万点ものあらゆるジャンルで、スタイルも変えた名作を残した。 まさに「人生はいくらでもリセットできる、自分は変われる」を見事に証明した人なのだ。

特に北斎は、北斎が70代以降が凄い!  72歳で富嶽三十六景をスタートしたと思ったら、突然版画を止め、一つ一つ精魂をこめた肉筆画を描き出す。 その肉筆画らの殺気立つほど究極に追い込んだ世界観は、壮大な宇宙だ。 北斎が言った「73歳にしてようやく動植物の骨格や出生を悟ることができ、80歳ではさらに成長し、90歳で絵の奥意を極め、100歳で神妙の域に到達し、百何十歳になれば1点1格が生きているようになるだろう」こそが、画狂人北斎の本質なのだ。

だが私は北斎を天才と片づけない。なぜならこれほど正直で、生々しく愛おしい人間はいないからだ。 苦労もし、葛藤もし、人を想い、誠心誠意生きた人、だから、私たちは北斎の絵にこれほど愛着を感じ、その生き方から勇気と生きる喜びを感じるのだ。

そしていよいよ今回、新たなキャストによる公演が始まる!  まるで北斎そのもののような西岡德馬さんや雛形あきこさんらによって生まれ変わる「北斎」を是非その目で観て体感してほしい。 北斎の波乱な人生のうねりが必ずやあなたに、生きる凄みを伝授してくれるから。 劇場でお待ちしております。

主演:西岡德馬

この度、難波さんからのお誘いで「画狂人北斎」をやる事になりました。
実在した人物を演じるのは、色んな意味で難しいですが、 果てどの様な北斎になるか?
再演ものですが、新作を作る発想で、今、宮本亞門さんともワクワクして準備しています。
“乞うご期待”

プロデューサー:難波利幸

舞台作品というのは、いい脚本、いい演出、いいキャスト、いいスタッフが整えば必ず成功する、とよく言われます。では、この「いい」というのは何が「いい」なのか。
自分が演劇を作ることにおいて魅力のひとつに「狂人と知り合う」ということがあります。「普通じゃない人」「変な人」「自分では普通だと思っている人」「勝手に個性的な人」「いいかげんな人」受け取り方は様々ですが、こういう人たちが大好きです。自分にとって「いい」というのはきっとこういうことなんだと思います。

『画狂人 北斎』という作品は葛飾北斎を筆頭に、お栄、高井鴻山、柳川時太郎、柳亭種彦、長谷川南斗、峰岸凜太という狂人が舞台上に登場します。それを束ねるのが宮本亞門という狂人です。「いいカンパニー」というのは「狂人カンパニー」を作ることであり、そうすれば自然に作品が尖っていくのだと思います。
西岡德馬さん、雛形あきこさん、馬場良馬さん、谷佳樹さん、津村知与支さん、水谷あつしさんという狂人キャストたち。
胸が躍ります。

「リーディングでスタートした北斎の話を舞台化したい」亞門さんからの一本の電話からこの舞台作品は始まりました。それはあたかも「北斎っていうおもろい奴がいるんだけど一緒に舞台化しないか」というヤンチャ坊主の戯言のようにも聞こえました。今回の公演は北斎の街・墨田区の全面協力のもと曳舟文化センターでのプレビュー公演で幕を開け、まるで北斎が地方の都市を訪れたかの如く全国公演を視野に入れ、東京凱旋・紀伊國屋ホールへと続きます。その先にあるのは必然としての海外公演を目指したいと思います。

そして、葛飾北斎を演じていただく西岡德馬さん。お会いしてお話しするたびに、《絵》というものに狂ったように立ち向かう北斎の尋常ではない精神力、ユニークさ、覚悟の深さ、思わず笑ってしまうエピソードの数々、本人の知らないうちに及ぼしている影響力、そして何より人を惹きつける求心力、そんなことを共有しながら毎回盛り上がるのですが、ふと思ったことがあります。「あれ?ちょっと待て。この《絵》を《芝居》に変えたらそのまま德馬さん…」。『画狂人北斎』が『芝居狂人德馬』だとするならば、その共通項は「魅力溢れる変なおっさん」ということになるのでしょうか。

德馬さんと話しているとどんどん惹き込まれていきます。それはおそらく昔から德馬さんの芝居の大ファンだったことと、どこかに僕の大好きな狂気を感じるからだと思います。「難波ちゃん、芝居ってホントに面白いよねぇ」德馬さんのこの一言に毎回心がグラグラと揺さぶられます。德馬さんの芝居力は人間力なので、北斎を演じるというよりは北斎が德馬さんに憑依する気がします。この企画、この芝居に気持ちごと乗っかっていただいた德馬さんに感謝いたします。同時に「葛飾北斎×西岡德馬×宮本亞門」という厄介なスクラムはお客様の心の中にある何かをわしづかみにしてくれることでしょう。多くの雅号(画号)を持つ北斎。次は「葛飾德馬」だったのかもしれません。

この作品は北斎の生き様を描き、お栄をはじめ時代を超えて北斎に振り回された人たちを描いています。あり得ない北斎の生き様を感じていただき、どこか羨ましくもあり、観に来られたお客様もこの自分を貫き通した変なおっさんに振り回されていただければ幸いです。
狂人たちの競演をぜひお楽しみください。

PROFILE

    • 西岡 德馬 TOKUMA NISHIOKA

      1946年10月5日生、神奈川県横浜市。
      1970年に劇団文学座に入座。多くの舞台で主演を務め代表的な役者となるも、1979年に退座。1989年、40歳でつかこうへい演出の舞台「幕末純情伝」に主演し、新境地を開拓。続く蜷川幸雄演出の舞台「ハムレット」「天保十二年のシェイクスピア」でもその存在感を知らしめる。1991年には一世を風靡したドラマ「東京ラブストーリー」でヒロイン・赤名リカの不倫相手の上司役に抜擢され、一躍脚光を浴びる。以降、圧倒的な演技力と作品に深みをもたらす存在感で幅広く活躍。近年はバラエティー番組でお笑い芸人のネタを全力で披露するなど、コミカルでユーモアあふれる人柄も広く知られるようになる。
      近年の主な出演作として、舞台「メタルマクベスdisc1」「プラトーノフ」「クイーン・エリザベス」「魍魎の匣」「RED&BEAR ~クィーンサンシャイン号殺人事件~」「HELI-X」、映画「関ケ原」「娼年」「ヌヌ子の聖★戦 〜HARAJUKU STORY〜」、ドラマ「過保護のカホコ」「小説王」「リカ」「鉄の骨」「家政婦のミタゾノ」などがある。
      2020年、芸能生活50周年記念シングル「だろ?」で歌手デビューを果たした。

    • 雛形 あきこ AKIKO HINAGATA

      1992年ドラマで女優デビューしたのち、1994年にフジテレビビジュアルクイーンに選ばれ、1996年には第33回ゴールデン・アロー賞グラフ賞を受賞。ドラマ等で活躍する一方、人気バラエティ番組「めちゃ²イケてるッ!」(めちゃイケ)では22年に渡りレギュラーとして出演。現在もドラマ・映画・舞台など幅広く活躍している。

    • 馬場 良馬 RYOMA BABA

      1984年12月15日生まれ、千葉県出身。
      2008年、ドラマ「東京ゴーストトリップ」レギュラー出演を機に本格的俳優デビューをする。 同年、ミュージカル『テニスの王子様』手塚国光役として出演。 2012年〜2013年放送のスーパー戦隊シリーズ 「特命戦隊ゴーバスターズ」のブルーバスター/岩崎リュウジ役として出演する。 近年では、原作手塚治虫・演出荻田浩一氏が手掛ける、ミュージカル「アラバスター」にも出演。 多くの映画、舞台、ドラマに出演する。

    • 谷 佳樹 YOSHIKI TANI

      1987年6月8日生。大阪府出身。
      舞台:「文豪とアルケミスト」志賀直哉役、「信長の野望・大志」明智光秀役、2.5 次元ダンスライブ「ツキウタ。」長月夜役、音楽劇「金色のコルダBlue Sky」八木沢雪広役、「DARKNESS HEELS」 ジャグラス ジャグラー役、「剣が君」緑役。映画:「四畳半のジェメオス」主演、「神ミタイナ時間」主演。2.5次元から小劇場、プロデュース作品と常に演技力を買われ、活動の幅は広い。2022年、最近では、舞台「わが友ヒットラー」でヒットラー役を演じ、絶賛された。

    • 津村 知与支 NORIYOSHI TSUMURA

      1975年7月13日生、北海道出身。
      劇団「モダンスイマーズ」・ユニット「道産子男闘呼倶楽部」所属。劇団、ユニット公演のほか、外部公演にも多数出演。映像でも活躍。個性ある曲者役者としての存在感は群を抜いている。【舞台】モダンスイマーズ『だからビリーは東京で』、道産子男闘呼倶楽部『五月、忘れ去られた庭の片隅に花が咲く』、NO4『画狂人 北斎』、PARCOProduce『すべての四月のために』、『FORTUNE』、た組『ぽに』、明後日企画『日の本一の大悪党』、椿組『毒おんな』 【TV】日本テレビ『同期のサクラ』、フジテレビ『SUITS/スーツ2』、テレビ朝日『相棒』、『名探偵 明智小五郎~vampire~』、テレビ東京『三匹のおっさん』(レギュラー)、WOWOW『予告犯』など多数。

    • 水谷 あつし ATSUSHI MIZUTANI

      1965年7月26日生、神奈川県横浜市出身。
      18歳で東京キッドブラザース入団。若くして看板俳優として全国公演で活躍。在団中萩本欽一氏のバラエティ番組にレギュラー出演し人気を博す。退団後、TVドラマ、映画等にも進出。【TV】『武田信玄』『あぶない刑事』【映画】『誰も守ってくれない』『グッドモーニングショー』【舞台】『ブラッドブラザース』『アニー』『グッバイ、チャーリー』『bambino』『ダブルブッキング』『伊賀の花嫁』など多数。2枚目から3枚目まで、コメディセンス抜群のどんな役でもこなせる貴重な俳優として引っ張りだこである。

SCHEDULE

  • 東京墨田区・プレビュー公演

    2月2日(木)~4日(土)
    曳舟文化センター
  • 地方巡演公演

    上演予定地

    札幌、秋田、金沢、長野、京都、大阪、広島、福岡
    詳細は後日発表いたします

  • 東京凱旋公演

    3月22日(水)~26日(日)
    紀伊國屋ホール
© 2022 株式会社エヌオーフォー【NO.4】 . All rights reserved.