STORY
あらすじ
1970年(昭和45年)大阪万博間近の春
茅ヶ崎、海の近く――辺見尚介(井上和彦)は妻の彩(山像かおり)と地域に根ざした小さな診療所を営んでいる。息子の尚人(山田悠介)は医大を卒業し現在は東京の病院に勤務しているが、まだ実家住まい。近くには不思議な風情の咲織(田野聖子)という婦人も住んでいる。
同じ頃、東京の中野近く――キャバレーの踊り子マリア(小園茉奈)の部屋では小説家、峰岸慶次(山路和弘)が新聞連載の原稿を執筆している。そこには峰岸の妻、稜子(奥山美代子)が時折、生活費を届けに訪れる。
辺見と峰岸、なんの関係もないように生活を送っていた、この二組の夫婦
そんな彼らが出会った時、それぞれの心に静かな、けれど確実なザワツキを生み、若き日の「あの夏」が蘇る……
今年の西瓜糖は演出に花組芝居の加納幸和氏。また主要キャストに山路和弘氏、井上和彦氏を迎え、戦後、高度成長期を迎える日本の中で生きてきた熟年夫婦に起こる「軋み」を描きます。
加納幸和氏と脚本家秋之はこれで三度目のタッグ。今までは歌あり踊りありでしたが(花組芝居「夢耶想」(音楽劇)ドラマティックカンパニー「Amole Me Too!」(ミュージカル))今回は初のストレートプレイでの競演!
また役者としても西瓜糖「鉄瓶」に出演して下さったことのある加納氏。
秋之の特性をよくご存じの演出家と色気のある共演者たち。
ミステリー要素もふまえ、各役者がシンプルでいながら、深く匂いたつような芝居を目指し、誰しもがひとつやふたつは必ず心に持つ小さな秘密、消したい過去が甦る瞬間はご覧になっているお客様にも「自分の心の中だけにある傷が疼く」ような作品になればと思います。





























