STORY
1970年代後半、ロックファンの間で語り継がれる伝説的なガールズバンドがいた。その名は「ガーネット」。メンバーはシンディ(vo.)、ジャニス(gt.)リンダ(ky.)パティ(ba.)、デボラ(dr.)の5人。メジャーデビューは果たせなかったが、女性だけで構成されたガールズバンドは当時珍しく、その荒々しくもキュートなパフォーマンスはファンから熱狂的に支持されていた。
5年間の活動を経て解散した後、メンバー達は別々の人生を歩むこととなる。シンディはソロデビュー後女優に転身し芸能界に残った。リンダは実業家として成功を掴んだ。パティは幼なじみと結婚し子宝にも恵まれ幸せな家庭を築いている。デボラも結婚したが離婚後ロックバーを経営していた。そしてただ一人、行方知れずとなっていたのがジャニスだった。
ある日、メンバーのもとに訃報が届く。デボラが亡くなったのだ。葬儀に参列したメンバー達は、帰りにデボラの店で一杯やろうということになった。集まったのはシンディ、パティ、リンダ、元マネージャーのジョージ、熱狂的なファンだった関。カウンターの中にはデボラの娘しおりがいて、ドリンクを作ろうとしているのだが、要領を得ない。というのも、しおりはまだ大学生で、ほとんど店には顔を出さないからだ。奥原が買い物から帰って来る。実質的に店を任されていたのは奥原だった。そして彼はデボラの恋人だった。30歳近く年の離れた恋人がいたことに一同は驚く。デボラの思い出話などそっちのけで、皆は奥原を質問攻めにする。つきあうようになったきっかけは?どっちから告白した?デボラのどこに惹かれた?などと話が盛り上がっている時、店のドアが開いた。現れたのは・・ジャニスだった。
音信不通だったジャニスの過去が少しずつ明らかになっていく。彼女は解散後渡米し音楽業界に身を置いていたが、その後ハリウッドで映画のキャスティングの仕事をしているらしい。かつてジャニスはバンドの問題児だった。ワガママでキレやすく、他のメンバーは自分を引き立たせるための道具だとしか思っていない。解散のきっかけもジャニスとシンディの確執だった。そしてその夜も、ジャニスの登場によって人々の感情は、思わぬ方向にかき乱されていく・・
山田邦子
as 川喜多典子(ジャニス)
キャストコメント
「本格的なお芝居は超久しぶりなので65才・お笑いタレント、大変張り切っております。
今年も暑い夏がやって来ます!8月は、925スイカの栽培もピーク時なので、私は早朝の畑との往復になると思いますが、 皆様とは、クーラーの効いた博品館劇場で最高のサマー・タイムを過ごしましょう。
何回でも来てください。
皆さんとどこまでイケるか勝負します!!そして私は秋に最高のスイカを食べることでしょう。