西瓜糖
第7回公演

ご馳走

秋之桜子  演出 加納幸和

2019年
5月18日(土)〜26日(日)

下北沢ザ・スズナリ

INTRODUCTION

はじめに

どんな夫婦にだって
どんな親子にだって
隠し事はある

それを知ろうなんて
いやね
それを暴こうなんて
馬鹿よ

絡まったって
濁ったって
いいのよ
だって
家族だもの
そうでしょう?

――2019年の西瓜糖は、二つの家族の物語。

STORY

あらすじ

1970年(昭和45年)大阪万博間近の春
 茅ヶ崎、海の近く――辺見尚介(井上和彦)は妻の彩(山像かおり)と地域に根ざした小さな診療所を営んでいる。息子の尚人(山田悠介)は医大を卒業し現在は東京の病院に勤務しているが、まだ実家住まい。近くには不思議な風情の咲織(田野聖子)という婦人も住んでいる。
 同じ頃、東京の中野近く――キャバレーの踊り子マリア(小園茉奈)の部屋では小説家、峰岸慶次(山路和弘)が新聞連載の原稿を執筆している。そこには峰岸の妻、稜子(奥山美代子)が時折、生活費を届けに訪れる。
 辺見と峰岸、なんの関係もないように生活を送っていた、この二組の夫婦  そんな彼らが出会った時、それぞれの心に静かな、けれど確実なザワツキを生み、若き日の「あの夏」が蘇る……

 今年の西瓜糖は演出に花組芝居の加納幸和氏。また主要キャストに山路和弘氏、井上和彦氏を迎え、戦後、高度成長期を迎える日本の中で生きてきた熟年夫婦に起こる「軋み」を描きます。

 加納幸和氏と脚本家秋之はこれで三度目のタッグ。今までは歌あり踊りありでしたが(花組芝居「夢耶想」(音楽劇)ドラマティックカンパニー「Amole Me Too!」(ミュージカル))今回は初のストレートプレイでの競演!
 また役者としても西瓜糖「鉄瓶」に出演して下さったことのある加納氏。  秋之の特性をよくご存じの演出家と色気のある共演者たち。
 ミステリー要素もふまえ、各役者がシンプルでいながら、深く匂いたつような芝居を目指し、誰しもがひとつやふたつは必ず心に持つ小さな秘密、消したい過去が甦る瞬間はご覧になっているお客様にも「自分の心の中だけにある傷が疼く」ような作品になればと思います。

CAST

キャスト

井上和彦

山田悠介

田野聖子

小園茉奈

宮本崇弘

武市佳久

大出美結

宮嶋野乃花

黒瀬亘

舟山利也

奥山美代子

山像かおり

山路和弘

SCHEDULE / TICKET

劇場スケジュール / チケット購入

劇場

下北沢ザ・スズナリ

〒155-0031
東京都世田谷区北沢1-45-15

劇場事務所
03-3469-0511

2019年
5月18日(土)〜26日(日)
5月 18日
(土)
19日
(日)
20日
(月)
21日
(火)
22日
(水)
23日
(木)
24日
(金)
25日
(土)
26日
(日)
14時
19時

Wキャスト
Aチーム 大出美結、舟山利也
Bチーム 宮嶋野乃花、黒瀬亘


TICKET

チケット

前売券
  • 5000 (税込/全席指定)
当日
  • 5200 (税込/全席指定)

チ ケ ッ ト 前 売 り 開 始

2019年4月6日(土)正午〜

全席指定席、当日精算券となります

CoRich チケット

西瓜糖にお申し込み

  • 電話でお申し込み

    西瓜糖チケットフォン

    (受付時間11:00〜19:00)
    • 予約電話は4月6日正午から運用いたします。
    080-4941-9968
  • メールでお申し込み

    • 4月6日正午より、それ以前の予約は承りません。
    • お名前、お名前のふりがな、ご住所、お電話番号、申し込み日時、枚数、メールアドレスを必ずお書きください。
    • 全席指定席、当日精算券となります。
  • 万が一のキャンセルの場合は必ずご連絡をくださいませ。
  • 未就学児童のご入場はご遠慮くださいませ。

TWITTER

ツイッター

STAFF

スタッフ
秋之桜子
演出
加納幸和
美術
石井強司
照明
阿部康子
音響
今西工
衣裳
大野典子
衣裳協力
上岡紘子
舞台監督
井関景太/高橋邦智
演出助手
日置浩輔
当日運営
野本綾希子
制作協力
難波利幸/木村彩菜
宣伝デザイン
オザワミカ
宣伝写真
サト・ノリユキ
宣伝ヘアメイク
畑中嘉代子
舞台写真
宮内勝
舞台録画
Kazz movie
制作協力
エヌオーフォー
デザイン
BUG STUDIO LLC
協力(五十音順)

ACT JP エンターテイメント

インプロカンパニーPlatform

エヌオーフォー

オフィス PAC

キューブ

ケッケコーポレーション

劇団青年座

東京衣裳

ナイロン 100°C

花組芝居

B-Box

フクダ&CO.

文学座

ワタナベエンターテインメント

企画・制作

西瓜糖

PROFILE

プロフィール

作/秋之桜子-Sakurako Akino-

大阪府出身。05年に文学座の山像かおりと青二プロダクションの渡辺美佐が二人芝居「羽衣1011」をたちあげ、山像が脚本を担当(このときペンネーム秋之桜子と命名)。ドタバタした中にも哀愁のある女二人芝居は評判を得る。10年に今までのコメディ路線とは違う、昭和の文士たちをモデルにした作品「猿」にて第16回劇作家協会新人戯曲賞優秀賞受賞。12年演劇集団「西瓜糖」をたちあげ、大正〜昭和という時代を背景に男と女の「生と性」、その先にある「欲求」を色濃く描き出す物語を創作している。ほか、椿組、花組芝居、劇団昴、わらび座など多くの中小劇団、プロデュース公演の脚本のほか、劇場アニメ「プリンセスプリキュア パンプキン王国のたからもの」(15年東映)、小説「GO!プリンセスプリキュア 花とレフィの冒険」(講談社)など、あらゆるジャンルに作品を提供。日本劇作家協会所属。

演出/加納幸和-Yukikazu Kanou-

花組芝居・座長 兵庫県生まれ。
日本大学藝術学部・演劇学科卒業。'87 年『ザ・ 隅田川』にて、“花組芝居”を旗揚げ。一昨年30周年を迎えた 劇団の、全作品の演出を手掛け、自らも女形として出演している。小劇場だけでなく、大劇場での出演・演出・脚本も多数こなし、ドラマや映画などにも出演。また、歌舞伎の豊富な知識を生かし、カルチャースクールの講師を務めるなど、女形の枠を超えたマルチな俳優として活躍している。主な舞台、東宝『西鶴一代女』、松竹『花たち女たち』、『サド侯爵夫人』、『ドリアン・グレイの肖像』、阿佐ヶ谷スパイダーズ 『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』、『ギルバート・グレイプ』、グループる・ばる『八百屋のお告げ』、てがみ座『燦々』、『グリーンマイル』、 『ドレッサー』など多数。

キャスト

井上和彦-Kazuhiko Inoue-

動画コメント

1973年 のデビュー以来、『キャンディキャンディ』アンソニー役、『サイボーグ009』 島村ジョー役、『妖怪人間ベム』のベム役、『美味しんぼ』山岡士郎役、『NARUTO-ナルト-疾風伝』はたけカカシ役、 『夏目友人帳』ニャンコ先生・斑役、など数多くのアニメ作品に出演。 吹き替えは『ダンボ』マイケル・キートン、『ドクターストレンジ』『ハンニバル・ドラマシリーズ』マッツ・ミケルセン、『 N C I S 』マーク・ハーモン、などを吹き替える。
その他、ナレーション、ソロアルバムやキャラクターソングなどを多数リリースし、ライブやイベントなどの音楽活動も行っている。また、舞台・映像作品にも出演しており、その活動は多岐にわたる。2009年には、第3回目となる声優アワードの助演男優賞を受賞。 B - B o x 所属。

山田悠介-Yusuke Yamada-

動画コメント

埼玉県出身 1987年生まれ ワタナベエンターテインメント所属
2008年 D−BOYSオーディションにてグランプリ。2009年からD-BOYSに参加。
テレビ、舞台に数多く出演。 主な作品には、テレビドラマで「交渉人」(EX)「仮面ライダーオーズ」(EX)「梅ちゃん先生」(NHK)「ブラックペアン」(TBS)「下町ロケット」(TBS)などがある。
映画は「学校裏サイト」にて主演。舞台は、Dステ中心に、多方面の作品に参加している。
主な作品:「鴉」(演出:茅野オサム)「アメリカ」(演出:赤堀雅秋)「クールの誕生」(演出:鈴木聡)「十二夜」(演出:青木豪)「私を褒めて」(高羽劇団)「草枕」(シスカンパニー:演出:寺十吾)「また逢おうと龍馬は言った」(キャラメルボックス:演出:成井豊) 「関数ドミノ」(演出:寺十吾)など。 趣味は、釣り で 暇があれば、海、山、川へと釣りに出かけている「釣りばか」である。

田野聖子-Seiko Tano-

1991年劇団俳優座に入団、2018退団。
千田是也の遺作となった「カラマーゾフの兄弟」リーザ役で鮮烈デビュー、その後同劇団で数々のヒロインを演じる。
俳優座55周年記念映画「アカシアの町」主演。
主な舞台として「十二夜」ヴァイオラ役、「ヘッダ ガーブレル」ヘッダ役、「ヴェニスの商人」ポーシャ役、「マウストラップ」ケースウェル役、「四谷怪談」お岩役など。
一人芝居「花いちもんめ」NY公演では各演劇紙にて高い評価を受ける。 また映画監督としても数々の映画祭で賞を受賞。 現在ACT JPエンターテイメント所属。

小園茉奈-Mana Ozono-

東京都出身。ナイロン100℃劇団員。
近年は「ちょっと、まってください」や「百年の秘密」に出演。また外部出演作には劇団かもめんたる「ピンクスカイ」明後日プロデュース「またここか」小松台東「仮面」など話題の舞台に続々と出演。舞台、映像と精力的に活動している。西瓜糖には「うみ」以来2度目の出演となる。

宮本崇弘-Takahiro Miyamoto-

東京都出身。オフィスPAC所属。大学で初舞台を踏み、学生演劇や商業演劇など様々な舞台を経験。2005年に野沢那智氏が代表を務める養成所に入所、その後、同氏が設立したオフィスPACに所属。役者、声優として活動。 舞台では、グワイニャオン「池田屋裏2 炎上」「六月の斬る」に参加。
声優としては、インクレディブルファミリー、私立探偵ストライク、サバイバー宿命の大統領ではマイケルJフォックスが演じるイーサンウェスト役など、海外ドラマ、海外アニメ、アニメなど様々な作品に携わる。 趣味は、料理、麻雀、神社仏閣巡り。

武市佳久-Yoshihisa Takeichi-

1993年8月16日生。徳島県出身。花組芝居所属。玉川大学芸術学部卒業後、“江古田のガールズ”など、小劇場に客演。2017年、花組芝居三十周年BOYとして『いろは四谷怪談』『黒蜥蜴』に出演。その後、研修生として参加。昨年5月、『婦系図』を経て、正座員として花組芝居に入座した。入座後初の『天守物語』では、新人公演ではあるが、主役の一人“姫川図書之助”を演じ、好評を得た。これからの活躍が期待される新人である。

大出美結-Miyu Ooide-

1994年10月4日、神奈川県にて生誕。身長137cm。2016年、劇団大富豪「Brink!」中学生役にて初舞台。同年に同劇団で「WILL」小学生役。以後『成人子役』として活動を始める。2017年、FOGproject「結城家の六女」高校生役。同年から約1年間、team鴨福の3部作「夏を溶かす雪」「春望む星の六花」「四季染める虹」にそれぞれメインキャストとして参加。歌唱も担当した。2019年からは声優として吹替えの仕事も。趣味は寄席通い。大学時代はヨット部。

宮嶋野乃花-Nonoka Miyajima-

長野県出身。インプロカンパニーPlatform所属。インプロ(即興演劇)を主として活動中。
【出演作】劇団夢神楽stage14「月闇の詩−竹取の調べ−」劇団熱血天使志theater vo.2「興す人々」など
2015年からPlatform全作品に出演。
趣味は漫画、読書

黒瀬 亘-Wataru Kurose-

1994年生まれ、東京都出身。俳協ボイスアクターズスタジオ、AIR AGENCY ACADEMYなどの声優養成所を経て2016年に文学座附属演劇研究所に入所。56期本科生となる。その後、劇団半端’sパズル「君が死のうと思ったのは」@シアターブラッツ(演劇ワークショップ主催)、少年cycle「ただいまを待って」@兎亭などに出演。また朗読団体「かんづめ」などの朗読劇にも出演、また同団体で演出補佐も経験。2019年に自らの演劇ユニットを立ち上げるため、色々と企画中。

舟山利也-Toshiya Funayama-

神奈川県出身 【舞台】「大江戸に降る雪」「ぞめきの消えた夏〜グアム玉砕戦乱舞闘〜」「MOTHER〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜」「天守物語-夜叉ヶ池編-」等

奥山美代子-Miyoko Okuyama-

動画コメント

文学座所属。
鵜山仁演出『グリークス』でデビュー。
文学座作品に多数出演。初期のころは
コメディエンヌとして活躍。
その後、他劇団にも多数出演。『あうん』『ドドンコ!ドドンコ!鬼が来た』 『ヴェニスの商人』『マクベス』『ハムレット』など、のシェイクスピア作品で主演を務めている。男役も得意。
2012年西瓜糖を旗揚げ、以降全作品出演。
洋裁、和裁を趣味、特技とするが
衣裳は縫わない主義。
10月には文学座本公演
佃典彦作、松本祐子演出『一銭陶貨』出演。

山像かおり-Kaori Yamagata-

動画コメント

大阪府出身。1988年より文学座、劇団員となり、2017年文学座を退団、フクダ&Co.所属。文学座公演の他、二人芝居「羽衣1011」、演劇集団「西瓜糖」を旗揚げし、全公演に出演。近年の参加作品は玉造小劇店「お正月」、aibook「吐く」、演劇×オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」、流山児★事務所、椿組野外劇にも出演。他、NHKラジオドラマや、声優としても、ジュリア・ロバーツ、ジュリエット・ビノシュ、海外ドラマ「ホームカミング」「ER緊急救命室」「スーパーナチュラル」「プリズン・ブレイク」「クローザー」「仮面の王イ・ソン」、アニメ「サマーウォーズ」など、主演&メイン作多数。
今後の舞台は8/21〜8/27 ザ・スズナリ 流山児★事務所 創立35年記念公演『赤玉★GANGAN 〜芥川なんぞ怖くない〜』脚本&出演

山路和弘-Kazuhiro Yamaji-

動画コメント

1954年、三重県出身。77年劇団青年座に入団。2011年『宝塚BOYS』『アンナ・カレーニナ』にて菊田一夫演劇賞・演劇賞、18年一人芝居『江戸怪奇譚-ムカサリ-』『喝采』にて毎日芸術賞を受賞。そのほか近年の出演作に、舞台『かもめ』『メリー・ポピンズ』『死と乙女』『二十日鼠と人間』『罪と罰』、映画『日本のいちばん長い日』『帝一の國』『曇天に笑う』、ドラマ『軍師官兵衞』『ミス・シャーロック』など。また、ジェイソン・ステイサム、ヒュー・ジャックマン、ショーン・ペン、ラッセル・クロウ、ニコラス・ケイジなどの吹替えも多数務めている。
7月下旬より舞台『お気に召すまま』東京芸術劇場他、公演予定。

PERFORMACE

過去の公演

第6回公演「レバア」

作 秋之桜子  
演出 寺十 吾

2018年4月18日〜4月29日

中野テアトルBONBON

出演

三津谷亮

佐藤 誓

村中玲子

陰山真寿美

難波なう

森川由樹

足立 英

奥山美代子

山像かおり

外波山文明

森田順平

第5回公演「うみ」

作 秋之桜子  
演出 松本祐子

2016年9月7日〜9月14日

中野テアトルBONBON

出演

伊藤総

佃典彦

三田村周三

柳家さん生

小園茉奈

陰山真寿美

かんのひとみ

難波なう

矢野陽子

奥山美代子

山像かおり

第4回公演「モデル」

作 秋之桜子  
演出 松本祐子

2015年11月26日〜12月3日

中野テアトルBONBON

出演

有川マコト

小林大介

斎藤歩

釈八子

西地修哉

弘中麻紀

山賀晴代

奥山美代子

山像かおり

第3回公演「じゃのめ」

作 秋之桜子  
演出 松本祐子

2014年8月29日〜9月5日

下北沢 駅前劇場

出演

酒向芳

佃典彦

細見大輔

宮島健

山崎亮

石田恭子

矢野陽子

若松絵里

奥山美代子

山像かおり

第2回公演「鉄瓶」

作 秋之桜子  
演出 松本祐子

2013年6月27日〜7月2日

下北沢 駅前劇場

出演

加納幸和

郷志郎

齋藤慎吾

佐々木勝彦

寺十吾

山口森広

村中玲子

増田真澄

奥山美代子

山像かおり

第1回公演「いんげん」

作 秋之桜子  
演出 松本祐子

2012年9月3日〜9日

新宿 SPACE 雑遊

出演

猪野学

瓜生和成

実近順次

森田順平

若松武史

駒塚由衣

中嶋祥子

奥山美代子

山像かおり